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昨日の黒王丸(黒刺)に続き今日は黒王丸(黄刺)です。2013年春にメサガーデンから入手した種子を実生した13年生。自根の黄刺は二本維持しています。球体の直径は8cm程度。その色彩は黒王丸としては異色の黄緑色です。それでも黒王丸らしくそれなりに白粉を吹いています。メサの当時の種子の表示名と実際の苗との対応がうまく行っていませんが、「83.78-cinerea v columna-alba KK611 powdery white stem」で、コルムナアル...
黒王丸は好きなサボテンの一つで、いつの間にか狭い温室内に40本近くの自根苗を有するようになりました。多くは2013年春にメサガーデンから入手した種子を実生したものです。「黒王丸」の名はその黒い刺からきているものと思っておりましたが、実際の苗を観察すると「黒」、「茶」、「白」、「黄」などいろいろな色彩の刺を持った苗たちが存在することが分かります。今日はその第一弾として「黒」。黒刺の黒王丸をご紹介しま...
約一週間ぶりのメセンネタです。2020年11月に実生したメサガーデンのConophytum minutum (HH5141) #1433。メサの”Description
2013年春にメサガーデンから入手した種子を実生した「黒王丸」。12年を経て大きな自根の群生株に育っています。主頭の直径は10cm程度、ぐるり周囲に噴き出した子株は3cm前後のものが多いです。子株は根際で一巡し、二巡目がその上に次の輪を形成しつつあります。この苗は黒王丸としては変わったタイプで、特に棘に特徴があります。基本細めの一本棘で、色は褐色です。球体は既に十分に白粉に覆われており、黒王丸らしい...
2013年春にメサガーデンから入手した種子を蒔いた黒王丸たち。下記5つのFNを持つ種子でした。83.691-cinerea PV2412 Mt Perales, stout black spines 83.692-cinerea PV2402 San Ramon Valley, variable 83.694-cinerea KK77 e Taltal, short stout black spines 83.7-cinerea KK624 Breas, black spines 83.78-cinerea v columna-alba KK611 powdery white stem 当時のメサの価格は1パケット(20粒入り)当たり4ドルで、...
2013年春にメサガーデンから入手した種子を実生したアズテキウム属「ヒントニー」です。実生難物の上成長が極めて遅く、11年後の今小さな二本の苗が生き残っています。大きな方の苗でも球体直径は4cm前後です。しかしさすがに実生して11年も経過した苗たち。数年前から開花が始まっています。濃いピンク色の予想外に美しい花です。開花の時期に合わせて稜線上に茶色の太い刺を生やし始めています。二本しかないのでなかな...
今日のブログはディンテランサスの「南蛮玉」について。2020年11月にメサガーデンから入手した種子を実生した苗です。(SB2343)何と言ってもこの南蛮玉の特徴は大きくなること。現在の球体直径は7cm程度。草姿はリトープスに大変良く似ていますが、大きさはこのディンテランサスの方がかなり上です。ディンテランサスとしては他に稜耀玉、幻玉、妖玉、春桃玉などを育てていますが、大きさの点ではこの南蛮玉の右に出るもの...
2020年11月にメサガーデンから種子を購入したコノフィツムの「カラモエペンセ」。丸4年経過した今、ようやく一人前の苗になりました。二苗を維持しております。薄い緑色の、やや丸みを帯びたタビ型球体の全体に濃い緑色の斑点が拡がる独特のフォルムです。実生4年目の今年ようやく一本の苗が開花しました。メサガーデンによる表示は;#1425.962 Conophytum marginatum ssp.karamoepense w Aggenys,giant redishでありま...
2013年3月に播種した(アガベ牡丹)x(黒牡丹)の混血種子。入手先のメサガーデンによる名称は「agaboides x kotschoubeyanus,F2 hybrid」でした。16苗が発芽しましたが、11年を経て生き残っているのは画像の一苗です。疣の形状や色は黒牡丹に近く、花は黒牡丹のものにアガベ牡丹のあでやかさを加えた印象です。6年ほど前から毎年開花しておりますが、残念ながら交配する相手が思い浮かびませんので、そのままにしてい...
今日のブログはアズテキウム属の「ヒントニー」について。このサボテン、国内での種子や苗の流通量が少なくしたがって価格も高めです。量販店や百均では決して見かけないサボテンです。うちの温室には8本の苗がありますが、いずれもネット経由で入手した種子を実生したものです。これ等の苗は11年前にメサガーデンから入手した種子を実生したもの。やっと二本の苗が生き残っていますが、成長は極めて遅いです。球体直径は3~4c...
コノフィツムのリトプソイデスと少しややこしい名前ですが…。今日のブログの主役は「リトプソイデス(Lithopsoides)」です。リトープスのような名前ですがコノフィツムの仲間です。2020年11月にメサガーデンより入手した種子を蒔きました。メサの表示はSB1027(#1428.72)でしたが、現在のメサのカタログにはこの番号のものはありません。ひょっとして今となっては入手が難しい希少種になったのでは?播種後3年と10か月...
2020年秋にメサガーデンから入手した種子を蒔いたコノフィツム類。4年を経てようやくその本来の美しい姿を見せてくれ始めています。代表選手として「粒紋系」の二種に登場願いました。つい最近まで薄皮をかぶり、地味な小石のような姿をしていたのですが、新たな球体が中から膨らみ旧皮を破って姿を現しました。ただ、老眼の私には温室内で現物を見ても小さすぎてその姿が定かには見えません。こうしてデジカメで近接撮影をし...
2021年春にメサガーデンから導入した種子を実生したアガベのユタエンシス(Agave utahensis #1900.1)とその変種カイバベンシス(Agave utahensis #1901v kaibabensis SB947)。一年ごとに植え替えて、現在8cmのプラ深鉢に植えています。実生から3年半を経て、良い姿に育ってきました。<ユタエンシス> 径15cm、高さ15cm程度。子株を吹き始めています。<カイバベンシス> 径15cm、高さ12cm程度。草姿は...
実生してから11年目を迎えるアズテキウム属の「ヒントニー」です。2013年春にメサガーデンから入手した種子を蒔いて11年。二本の苗が生き残っています。上の画像の苗は球体直径が5cm程で、昨年既に開花しています。既にといっても実生から10年もかかっていますからずいぶん気の長いサボテンです。成長点近傍には茶色の刺のようなものがたくさん生えています。この刺の出現が開花し始める合図の様です。下の画像の苗は...
もともとサイズの小さなコノフィツムたち。ほとんどの種類が1~3cmの範囲に収まることと思いますが、今日登場いただくのはその中でもとりわけ小さなコノフィツムたちです。全て実生してから3年以上経ちますが、未だ1cm未満の大きさです。<ミヌツム:Conophytum minutum (HH5141) #1433> Mesa Garden から入手した種子を実生したものです。メサの説明書きでは「minutum var lisabeliae ‘var. nudum’ HH5141 Holrivier, pol...
2013年春に播種したアガベ牡丹x黒牡丹のハイブリッド種子。メサガーデンから入手したものですが、10年の時を経て開花しました。メサでの正式名称は「24.97-agavoides X kotschoubeyanus, F2 hybrid」。24.97のコードナンバーは現在メサガーデンのリストにはありません。(「24.95」のアガベ牡丹が残るのみです。)この10年生のハイブリッド種、疣が短く見かけは黒牡丹に近いです。花色はピンク地に赤筋が入りこちらも黒牡...
今日の主役は久しぶりにアズテキウム属の「ヒントニー」です。「ヒントニー」という名称はサボタニ界ではこのアズテキウム属のサボテンの他、多肉のセダム、サボテンの亀甲牡丹ヒントニーなどに見られます。多分この世界の先人に「ヒントニーさん」という偉大な方がいらっしゃったのでしょう。今日の主役の「ヒントニー」は、2013年春にメサガーデンから入手した種子を実生したものです。発芽率は高かったですが、その後の歩留まり...
6年前にSさんから譲っていただいたアガベのユタエンシス。大分大きく育ちました。シュッ、シュッと伸びる葉先には白く鋭い棘が。この刺は大変鋭く指に差すと簡単に5mmほどの深さに食い込みます。ズキリと痛い棘です。そのユタエンシスの根元を見ると、この株にしては初めての子を吹いているのを発見しました。この株がうちに来たのが推定実生3年生ぐらいでしたから、ユタエンシスは実生8~9年生辺りで子を吹いてくるのでしょ...
この夏に肥培した一部の接ぎ木苗を接ぎ降しのためカットしました。いずれの苗も台は袖ケ浦です。<赤花精巧殿> 接いでから3年経ちます。成長が止まり子を吹いてきました。接ぎ降しは遅すぎたようです。<銀冠玉 二苗> 昨年夏の接ぎ木です。良く大きくなってくれました。<コルムナアルバ 二株> 2013年春にメサガーデンから入手した種子を実生。一昨年それらの中から多頭株になったものをばらして袖ケ浦に接ぎました。...
2020年秋に一斉に播種したコノフィツムたち。それから3年経過してようやくその種本来の姿が表れてきました。それらの中で草姿が4角のものが二つ表れています。いずれもその名から「四角」を想像させるものです。<アンゲリカエ> Mesa garden の表記では「Conophytum angelicae #1410.65」です。干からび始めたウイロウの様ですが、なるほど四角い。<クビクム> Mesa garden の表記では「Conophytum cubicum #1415」です。こ...
8月がもう終わろうとしているのに毎日35℃を超えるような猛暑が続いています。しかしここ数日あまり蝉の鳴き声を聴かなくなりました。日の出日の入りの時刻も夏至の頃から1時間以上変化しています。最高気温が変わらずとも季節は確実にその歩を進めているようです。コノフィツムたちもその脱皮の儀式をほぼ終了し、有窓種の気の早いものは早くも蕾を上げてきています。<ピランシー(サブフェネストラツム)><フォニケウムS...
いまだ暑い日が続きますが8月も下旬に差し掛かったこの時期、コノフィツムたちの脱皮はほぼ終了し一部は開花を始めています。<ペルシダム・テリカラー> 脱皮殻を取り除けば紫色の美しい姿が表れます。猛暑の温室で白い花が涼し気に咲いています。<ペルシダム・> メサガーデンから入手した種子を2020年秋に播種したもの。赤を基調とした天面に大きな透明窓が印象的です。<ペルシダム・テレストレ><ペルシダム・SB2276...
10年前にメサガーデンから導入した数種類のFNを持つ黒王丸丸の種子。実生して10年が経ち、皆それぞれに大きな株に育ちました。それらの中で今日は私が気に入っている苗を二本紹介します。二本ともよく似た株に育ちました。一つ一つの稜はやや分厚く、アレオーレから出る棘は1~2本と疎らです。そしてその刺色は薄茶色~白色と、白刺黒王丸の様です。一番の特徴は良く子を吹くことで、両苗とも主頭の周りにグルリと子株を吹いて...
2013年春にメサガーデンから購入した黒王丸たち。6種の(小)変種を含んでいました。いろいろあってそれらの種子から育てた苗が現在まで20本ほど残っています。大半は黒王丸特有の黒刺を有していますが、一部刺色が黄色の株があります。最初の二つの画像の苗は自根で、白粉を帯びた黄緑色の球体から薄黄色の刺が出てきています。刺色の濃さが違いますがこれらは同一(変)種であると判断しています。下の画像の二苗は袖ケ浦に接い...
今宵の主役はアズテキウム属の「ヒントニー」。うちで一番大きな苗は2013年春にメサガーデンから入手した種子を蒔いたもの。10年かかって球体の直径はやっと4cm弱になりましたが、今年の春はきれいな花を見せてくれています。同属の花籠の花はお世辞にもきれいとは言えませんが、このヒントニーの花は結構きれいに感じます。残念ながら同期のもう一本は育ちが遅く、今年も開花は見送りで交配できずです。自家産の種子を採...
サボテン栽培を再開した2013年に多くの黒王丸実生を行いました。現在の黒王丸ブームが起きる前のこと、種子価格も比較的安く、気楽に実生することができました。思うように育たない苗や、期待以上に育っている苗などいろいろあります。今日はそれらの中からブログに出せるように育っている苗3本を登場させます。メサガーデンから入手したコラムナアルバ。白く扁平な球体下部に二重に子を吹いています。これは上の画像の苗の兄弟株...
5年前にサボテン界の重鎮Sさんから頂いたアガベの「ユタエンシス」。随分大きくなりました。この草姿がユタエンシス本来の好ましい姿かどうかは分かりませんが、放射状に延びた多くの細い葉とその先端にある鋭い刺がシャープな印象を与えており個人的には大変気に入っています。この株の5年前はこんな姿でした。毎日見ているとその変化は定かではありませんが、こうして実際の画像を見比べると5年間でずいぶん葉の数が増えたもの...
今日のブログの主役はリトープス。人気種の「紅大内玉(Lithops optica 'Rubra')」です。2020年秋に実生したものです。種子は主にメサガーデンから購入したものですが、国内ネットオークションで入手したものとあまり変わりは無いようです。実生三年目の今年は皆開花しています。リトープスには黄花と白花がありますが、この紅大内玉は白花です。紫色の球体には白花が良く似合います。身割れをしている苗が目立ちますが、水遣りを...
2013年春にメサガーデンから導入した黒王丸種子。6種類のFN付きの種でしたが、実生しているうちにゴチャゴチャになって、現在のどの苗がどのFNに該当するかいささか危うい状況です。それらの中でどうやら「cinerea v columna-alba KK611 powdery white stem」と表示されたものに該当しそうな苗です。これらの苗だけやたらと群生したがり、そして成長点がダメになります。いわゆる南米病でしょうかね。窮余の策としてまだ成長...
2018年の10月に我が家にやってきた「ユタエンシス」。当時の姿です。株の両端間の長さは6cm程度であったと思います。そして4年後の現在です。大きさが10cmを超え、葉数も倍以上になりました。開花や子吹きはまだありません。まだまだ大きくなってゆく証でしょうか。この苗の魅力に触発されて、メサガーデンから種子を入手。2021年1月に実生しました。約二年後の現在の画像です。丁度最初の苗がうちに来た頃の大きさ...